浴室によく用いられている白タイル。住居の形はさまざまですが、中にある浴室の様子はそう変わることがないのはなぜでしょうか。この記事では、浴室にタイルが使われるようになった歴史についてみていきます。

 

生活用水の衛生とその歴史

古くから人々はいかに清潔な水を利用するかに着目していました。例えば、古代ローマでは清潔な水を使用するために上下水道が整備され、公共の水飲み場や公衆浴場に用いられていました。

飛鳥時代の日本でも古代都市の藤原京では、すでに水洗便所が使用されていたのだとか。

しかしながら、18世紀以降の産業革命が起こると都市の人口集中が起こり、工業化にともなう環境汚染が問題になりました。

都市ではコレラ・チフス・ペストなど汚水とかかわる伝染病が広がり、人々は水を触るのでさえ恐れていたそうです。このような背景は、浴室のデザインにも影響を与えるようになります。

 

衛生面に優れているのがタイル

当時の衛生観念を反映しているのが、浴室のモダン建築です。中でも代表的なのが、白タイル・ガラス・スチールといった現代でもおなじみの素材。いずれも汚れが分かりやすく、清掃しやすい特徴があります。

現代にも受け継がれている浴室スタイルは、健康的な生活空間の実現のためのものでもあるのでしょう。

その一方でタイルが濡れてすべりやすくなったり、寒い冬には白タイルがより冷たく感じたりすることも。

清潔感のある浴室のタイルですが、バリエーションが限られているため、物足りなく感じる人もいるかもしれません。

 

浴室周りにはヒノキ材で差をつける

現代にも受け継がれているありふれたタイルの浴室。しかし衛生環境の整っている現代なら、ヒノキ材などの木材を使用すると個性を出せますよ。

浴室に木材を使用にするにあたって、「木が腐ってしまうのではないか…」と心配する人もいるかもしれません。

(有)エステックアソシエイツのヒノキ材は独自のコーティングをほどこしているので、タイルに劣らない機能性があるのがポイントです。

ヒノキ材は見た目も温かいので、人とは異なる浴室を楽しみたい人は、タイルではなく木材を使ったぜひ検討してみるのもよいでしょう。

江戸創業の檜風呂メーカーの(有)エステックアソシエイツでは、ヒノキ材など木材を用いた浴室のデザインリフォームを行っています。

世界の高品質の木材を厳選して用いているので、木材を使用した浴室リフォームに興味がある方は気軽にご相談ください。