檜風呂など木のお風呂をみると、それだけでほっとした気持ちになる人も多いのではないでしょうか。温かいぬくもりを感じさせる檜風呂には、脳をリラックスさせる効果が明らかにされています。この記事では、檜風呂による脳のリラックス効果について紹介します。

 

香りと脳のリラックス効果

近年ではアロマテラピーが注目されるようになり、香りによる脳のリラックス効果が注目されるようになりました。人の鼻には、においの情報を受けとる嗅覚細胞があり、1万種類ものにおいを嗅ぎ分けることができるといわれています。

脳のリラックスさせるメカニズムは、鼻の嗅覚細胞でにおいが情報として察知され、神経を介して脳に伝わることによります。具体的には、学習などを支配する脳の大脳辺縁系から、さらには自律神経をコントロールしている視床下部と、脳の深部までにおいの情報は伝わっていくのです。

このように香りを嗅ぐことで、脳の視床下部まで情報が伝わり、自律神経をコントロールしている交感神経や副交感神経を刺激します。特に、アロマのような脳が心地良いと感じる香りは、体がリラックスしているときに作用する副交感神経を刺激します。よい香りをかぐことは、脳をはじめ体をリラックスさせる効果が期待できるのです。

 

檜風呂のリラックス効果は脳にも及ぶ

檜風呂にみられる特徴的な香りは、人によっては苦手と感じることもあるでしょう。一方で、さまざまな香りの脳に対する効果を調べる研究では、ヒノキの香りはラベンダーの香りと同じように、脳の神経細胞が機能するのに欠かせないタンパク質にある効果をもたらすことが分かりました。(このタンパク質は、専門用語で「脳由来神経栄養因子(BDNF)」といいます。)

人間の脳は、大きなストレスの下に置かれると、BDNFのレベルが低下するために、脳の神経細胞の死を引き起こすことがあります。特に、脳内BDNFの低下は、うつ病や痴呆などとの関連があることが指摘されており、研究が進められています。

話が少し難しくなりましたが、ヒノキの香りを嗅ぐことは、リラックス効果をもたらすだけでなく、脳内にもよい影響を与える効果が期待できるのです。

まとめ

檜風呂などヒノキの独特な香りは、アロマによるリラックス効果があり、脳の健康にもよい影響を与えます。ストレスが多い現代だからこそ、檜風呂で心も体もリラックスさせたいですね。