温泉好きな民族して知られる日本人。国内では温泉地に訪れると、温泉にじっくり浸かるのが人気ですが、ヨーロッパでは、飲泉も行われていることをご存知でしょうか。この記事では、イタリアの飲泉文化について紹介します。

 

イタリアの飲泉文化

かつてはローマ帝国の中心都市として栄えていたイタリア。当時のローマで、盛んに行われていたのが現在の水道の基礎となる灌水です。

ローマ時代の水道の目的は飲水だけでなく、公共の浴場をはじめ様々な用途で使われていました。

古くから入浴を親しんできたイタリアですが、日本と同じように火山帯に位置するため、有名な温泉地が多くあります。中世時代はヨーロッパの国々の貴族が、湯治のためにイタリアの温泉地を訪れていたそうです。

イタリアの湯治療法で有名なのが飲泉です。飲泉は文字通り「温泉を飲む」ことで、ヨーロッパでは親しまれてきた民間療法のひとつ。

ヨーロッパで飲泉が広まった理由は、療養地としての温泉が医療と関わりがあり、早くから健康効果が知られていたためです。

また、湯温がそれほど高くない温泉地が多く入浴が難しいことや、日本人のように湯に浸かる習慣がない人が多かったことが挙げられます。

 

イタリアの飲泉のステップ

イタリアでは飲泉前に医師の問診が必要で、自分に合った温泉を選ぶ必要があります。飲泉には肝臓など局所だけでなく、全身にも効果があることが明らかになっていますが、何でも飲んでよいというわけではありません。

腎臓病のある人では塩化系の温泉を飲めないように、体調に合わせて適量を飲む必要があるためです。

飲泉後は、体のデトックスのために、施設内のゆったりとしたスペースでくつろぐのだそう。体の毒素は尿として排出されるので、施設内にはトイレの数も多いそうです。

日本の温泉施設でも飲泉を行っているところがあるので、効能をチェックしながら自分に合った飲泉をしてみるのもいいいですね。

 

自宅で温泉気分を楽しむのなら檜風呂もおすすめ

飲泉で健康をサポートもよいですが、毎日、自宅で温泉気分を味わうのなら檜風呂もおすすめです。高級なヒノキ材を使用した浴槽は森林の香りを楽しむことができます。

木材でできた浴槽は見た目にも温かいなので、深くリラックスすることができますよ。

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