「檜葉」「アスナロ」「翌檜」「明日檜」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?「檜葉」には「檜」という文字が含まれていますが、実は檜とは別の種類のもので、その特徴にも違いがあります。

檜と檜葉の違い、そして檜葉の中でも特に重宝されている青森檜葉の魅力について紹介します。

 

檜葉と檜の違いとは

檜葉(ヒバ)は、ヒノキ科アスナロ属に分類され、檜とは別の分類の木です。

檜に似ていることから、「アスナロ」は、「明日(は檜に)なろ(う)」が由来と言われており、松尾芭蕉が「あすは檜の木とかや、谷の老木のいへる事あり。昨日は夢と過ぎて、 明日はいまだ来らず。ただ生前一樽の楽しみの外に、明日は明日はと言ひ暮して、終に賢者のそしりをうけぬ。」と詠んだ作品もあります。

青森檜葉は、学名をヒノキアスナロと呼び、従来のアスナロの一変種とされております。

1901年に北方のアスナロ属は南方のアスナロ属と違いがあるということで、発見されました。青森を中心とした檜葉をヒノキアスナロ、木曽地方を中心とした檜葉をアスナロと呼んでいます。

なお、北米産の米ヒバ(ベイヒバ)は、イトスギ属の木です。

 

青森檜葉の魅力①高い抗菌・消臭効果

青森檜葉から多く抽出されるヒノキチオールという精油には、カビなどの菌に対抗する抗菌性があります。さらに、雑菌から出る匂いを防ぐこともできるので、消臭効果もあります。そのため、青森檜葉はまな板などに使われることも多いのです。

 

青森檜葉の魅力②高い防虫性

また、ダニやシロアリ、蚊を寄せ付けないという効果があり、建造物にとって非常に有用な木と言えます。これは、宮崎大学農学部の実験で証明され、クロマツという木では60%が食い尽くされたのに対し、青森檜葉では全く被害なかったという結果も出ています。青森檜葉は腐りにくく、歴史的な建造物にも多く使用されています。

 

青森檜葉の魅力③リラックス効果

先ほども紹介した「ヒノキチオール」という精油は、「α-ピネン」というストレスを和らげ、リラックスさせる成分が含まれています。このヒノキチオールは、檜にももちろん含まれていますが、実は檜よりも檜葉に多く含まれて、香りは、森林浴をしたときのような、開放感を与えてくれます。

 

エステックアソシエイツは、檜風呂、そして檜葉風呂のスペシャリストとして、更なる上を目指して素敵なお風呂製作に励み続けます。