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私たち、エステックアソシエイツは檜を扱っていますが、檜について聞いたことはあるけれども、具体的に説明できる人は少ないと思います。そこで、檜のプロフェッショナルである私たちが檜について改めて解説をします。
檜の基本
檜は、ヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹です。
生息地については、世界的にみると日本と台湾でしか生息していません。日本では、福島から九州にかけて生息しています。
檜の中でも、木曽川上流域に生息する「木曽檜」は、「秋田スギ」、「青森ヒバ」と並んで「日本三大美林」と呼ばれています。
木曽檜の歴史
木曽檜は、日本の歴史の中で危機を乗り越えてきました。
一度目の危機は、江戸時代。大火の復旧や築城のため、多くの木曽檜が伐採されてしまったそうです。
資源枯渇に危機感を抱いた尾張藩は、保護策を打ち立て、伐採を禁止しました。
しかし、二度目の危機が昭和に訪れます。戦後の復興用材として、また大量の檜が切り倒されてしまいました。さらに、伊勢湾台風の被害も受けてしまいした。
このような危機を乗り越え、人々の力で守ってきた檜が現在の森を形成しています。
建材としての檜
檜は、木の中でも、耐久性・保存性が非常に高く、日本の最高品質の建材です。
昔から神社や仏閣の建設に使われてきました。日本では、伊勢神宮、湯島天満宮、名古屋城も檜で作られています。
また、耐湿・耐水性がよく、特有の芳香を放つため、お風呂に使われることも多いです。
檜に含まれる成分には、防虫効果と菌の繁殖を防ぐ作用があり、衛生的な建材です。そのため、昔からまな板などにも利用されてきました。
檜の語源
檜の語源については、「火の木」という説と「日の木」という説があります。単に昔、火を起こすための木だったためということで「火」の木。もうひとつは、古くから宮殿建設に使われてきたため、尊く最高のものを示す「日」の木という説です。
漢字で書くと、きへんに「会」の旧字体「會」。檜の木同士が寄り添って生えていることが語源だと言われています。
檜と杉の違い
よく混同されやすい、檜と杉の違いにも触れておきましょう。スギの品種は、檜と同じく、ヒノキ科に分類されます。ですので、見た目は非常に似ています。見分け方は、幹の断面か葉っぱのちがいです。檜は、幹の断面の中心が白く、スギは、断面の中心が黒っぽくなっています。葉っぱは、檜は平べったく、スギは棒状に尖っているという特徴があります。
耐久性・耐湿性に優れ、昔から建材として日本の重要な建物に使われてきた檜。そんな檜を私たちエステックアソシエイツは、最高品質のお風呂をこれからも日本の皆さんにお届けしてまいります。