江戸時代から続く檜風呂メーカーである(有)エステックアソシエイツでは、浴槽を中心に、日々にヒノキ材の商品の製作を行っています。木工製品を作る過程で、出るのがおがくず。今回は、ヒノキのおがくずの意外な使い道について紹介します。

木材から出るおがくず

ヒノキなど木材を加工するうえで、毎日出るのが「おがくず」です。おがくずとは、木材の加工時に出る木のくずのことをいいます。木材の加工過程によっても出るおがくずの形態はさまざまです。たとえば、木材を切断するときに出る「ウッドチップ」は、1つ1つのくずが硬くなります。一方、木材をカンナで削るときに出るのが「かんなくず」です。かんなくずは、機械の種類によっても形状がさまざまで、カツオの削り節のような細かいくずから、とろろ昆布のような薄く長いくずなどがあります。

ヒノキ材のおがくずの意外な使い道

木材加工の観点から言えば、捨て物と思われがちなおがくずですが、実はさまざまな使い道があります。ヒノキ材のおがくずのさまざまな用途には以下のものがあります。

ペットや昆虫の飼育に

高級木材であるヒノキ材のおがくずには、柔らかく保温性が高いため、ペットや昆虫の敷材に適しています。ヒノキの香りには抗菌・消臭作用があるため、衛生的な飼育環境を保つのに役立ちます。ハムスターなど小動物の敷材から、猫砂(ネコのトイレ用の砂)にも。

工場の床掃除に

まだ掃除機がなかった時代、畳の掃除に茶殻を巻くのが一般的でした。少し湿った茶殻にホコリや汚れが吸着して、畳をキレイにすることができるためです。この手法は、工場などでも使われており、茶殻の代わりにヒノキ材のおがくずを撒くところも。ヒノキは吸湿性に優れており、工場の床の水分やオイルを素早く吸収することができるためです。

部屋やお風呂の芳香剤に

香りのよいヒノキ材のウッドチップは、芳香剤としても使えます。靴箱の消臭剤やインテリアとして使うのもよいでしょう。ウッドチップを布袋に入れれば、即席で檜風呂の香りを楽しむことができます。

ヒノキ材を使用した檜風呂の設置について

(有)エステックアソシエイツでは、高品質のヒノキ材を使った檜風呂の製作を行っています。浴槽の製作過程で生じたヒノキ材のおがくずは、ご要望に応じて、檜風呂を設置されるお客様に対して、もれなくプレゼントすることも可能です。自宅用の檜風呂の設置で疑問があれば、ご気軽にお問合せください。