江戸創業の檜風呂メーカー(有)エステックアソシエイツでは、ヒノキ材以外の木材を用いた木製浴槽の製作を行っています。

今回は、京都の旅館様のご希望により、高野山との縁がある木材「コウヤマキ」を用いた木製浴槽を施工いたしました。

コウヤマキの特徴について

コウヤマキは高野山に自生している木で、その名の由来にもなっています。ヒノキと同様に木曽五木のひとつに数えられ、高級木材として知られています。

高野山と縁(ゆかり)が深いコウヤマキは、京都の寺院の築材としても欠かせない存在です。

木材としては一般では広く知られていませんが、樹脂に富むため水気に強く、古くから、船や橋の築材として使用されていました。浴槽や風呂桶、家屋の杭などによく用いられています。

また、コウヤマキは「大きく真っすぐ育つ」ことから、皇族の宏仁様のご印(皇族の身の回り品につけるシンボルマーク)にも用いられています。

コウヤマキを用いた木製浴槽の例

今回、京都の旅館様からのご依頼が、コウヤマキを用いた木製浴槽です。地元京都で採木できるコウヤマキを用いて、こだわりのある浴槽に仕上げました。

旅館に訪れたお客様がゆったりとリラックスできるように、浴槽サイズはできる限り広めにしています。コウヤマキは水はけがよいため、優秀な浴槽の木材です。

さらに、弊社の檜風呂でおなじみの独自の防水コーティング塗装を施しました。浴槽周りにはタイルを設置しており、手入れがしやすく清潔な空間を保てます。

コウヤマキの美しい白の色調と、周りのタイルにグラデーションを作ることで違和感のない空間にしました。浴槽のフタや、風呂桶など浴室の小物を木製のものにすることで、全体の統一感を出しています。

木製浴槽なら(有)エステックアソシエイツ

江戸創業の檜風呂メーカー「(有)エステックアソシエイツ」では、ヒノキ材だけでなく、さまざまな木材を使用した浴槽を製作しています。木材は日本だけでなく、世界のものからお取り寄せすることが可能です。

木材の専門家でもある弊社が、使用する環境を配慮しながら吟味し、お客様にアドバイスさせていだきます。お風呂の空間に対するこだわりを、実現化したい方は、お気軽にご相談ください。