洗顔やスキンケアなど、普段から皮膚の手入れをしている人はいるでしょう。皮膚を美しさに興味がある一方で、身体の器官としての皮膚の役割について詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで、身体の器官である皮膚の役割について解説します。
皮膚は身体の最大の器官
皮膚は身体の中でも最大の臓器です。「人体の最大の器官は何?」と聞かれたときに、「皮膚」と答えられる人は少ないかもしれません。成人の皮膚面積はおよそ1.6㎡で、畳1畳分に当たり、身体の中でさまざまな役割を果たします。
以降では、人体の最大の器官である皮膚の役割についてみていきましょう。
バリア機能
皮膚は体表を覆うことで、紫外線や異物の侵入を防ぐ役割があります。バリアのように皮膚が覆っていることで、体液を保持する役目もあります。
分泌機能と体温調節
皮膚は汗腺の働きを調整して、体温を調節する機能があります。気温が上がると、汗を分泌しますが、これは汗の蒸散により体温を下げるためです。反対に、気温が低いときは、毛穴を収縮させることで、体熱が逃げるのを防ぎます。
ビタミンDの産生
皮膚に日光を当てると、体内でビタミンDが生成されます。ビタミンDはカルシウムの吸収に必要な栄養素です。近年では女性を中心に、日焼け止めを使用する人が増えていますが、1日に15分程度は日光に当たるようにするのがおすすめです。
知覚作用
皮膚は「熱い」「冷たい」「痛い」などさまざまな感覚を得られます。皮膚で得られた感覚の情報は、末梢神経を介して脳で認識されます。
吸収作用
皮膚は外部刺激から体を守る役目がありますが、低分子の物質は吸収することができます。内服薬は全身に作用しますが、塗り薬は局所に作用します。
スキンケアの一環にお風呂がおすすめ
さまざまな役割のある皮膚をケアするには、毎日の入浴で汚れを取り除くことが大切です。現代は、ご自宅に浴槽もあるご家庭も多いですが、檜風呂もおすすめです。
「ストレスはお肌の大敵」といわれるように、皮膚の健康を維持するには、ストレス対策が欠かせません。高級ヒノキ材を用いた檜風呂は、爽やかな森林の香りが脳にリラックス効果をもたらします。
天然の風合いが美しい木風呂は、見た目も触り心地も温かく、落ち着いた気分にさせてくれますよ。
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