日本が誇る世界文化遺産である法隆寺。2023年の12月末に、法隆寺の修復テクニックを学ぶために、海外から専門家が集まりました。

そこで、今回は法隆寺の修復技術について紹介します。

法隆寺の修復技術は世界的に認められている

奈良の法隆寺は世界遺産に登録されていますが、実は日本の木造建築物を修復する技術も無形文化遺産として登録されています。文化財の多くは長い歴史が刻まれており、現代に残っている物はわずかになります。

当時の技術は現代では真似できないものも多く、一度失われてしまうと、再び目にできなくなるリスクがあります。そのため、世界では文化財を保護する動きが進んでいます。

一方で、文化財を保護するための職人や技術が不足しているため、今回、日本で視察がおこなわれました。

 

法隆寺の修復技術の秘密

日本は高温多湿な環境であるため、木造建築物は常に雨風にさらされるので劣化のリスクがあります。法隆寺の築材に用いられているのがヒノキ材です。

ヒノキ材は、木材の中でも耐久力や保存性が最高レベルを誇ります。というのも、ヒノキ材は伐採から数百年かけて木材の強度が増し、その後は1000年かけて少しずつ強度が弱くなる性質があるためです。

実際の法隆寺の修復作業でも、屋根や基礎、軒先などの末端部分は取り換えが必要でしたが、柱は根継ぎ法(傷んだ部分を新しい木材に変えること)で、骨格部分に当時の木材を残すことができました。

日本の木造建築物において、柱や梁の取り換えが可能なのは、継手や仕口

といって、木材同士を接合しているためです。法隆寺もまた、後々の解体や修理を想定して作られたのかもしれません。

 

檜風呂の浴槽なら長く使える

法隆寺の長い歴史の秘密のひとつであるヒノキ材ですが、日常生活でもヒノキ材の良さを味わえるのが檜風呂です。檜風呂には高級木材であるヒノキ材を使用されており、手入れをすれば末永く使い続けていただくことができます。

また、入浴時に森林の香りや木材が持つ温かみを感じられるのも、檜風呂の大きな魅力でしょう。

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