多くの日本人にとって当たり前である毎日のお風呂。しかし、時や場所が変われば、日々の入浴はめずらしい習慣のこともあります。この記事では、時代や国ごとで異なる体を洗う習慣について、ヨーロッパの事例を解説します。

お風呂の習慣の違いについて知りたい人は参考にしてみてください。

古代ローマから現代ヨーロッパの入浴習慣

かつて地中海一帯を支配した大帝国ローマ。古代ローマ帝国には社交の場として公衆浴場があり、人々の入浴習慣がありました。

しかし、4世紀に入りキリスト教が国教化されると、官能に身を任せる異教徒への嫌悪感から、体を洗うのを避けるようになったそうです。

近世フランス

16世紀のヨーロッパでは、「皮膚に水が浸透すると病毒の影響を受けやすくなる」「毛穴から体液やエネルギーが出て、病毒が入り込みやすくなる」という考えが広まりました。

17世紀になるとペストが大流行したことで、人々は水を避けて暮らしていたそうです。

しかし18世紀になると、疫病の流行が収まり、水に対する危険視がなくなりました。「冷水が体内循環を促し、病気の治療に役立つ」として冷水浴が人気になったそうです。

19世紀になり、細菌の存在が明らかになると、ようやく現代の衛生観が生まれます。入浴で目に見えない細菌も落とし、体の清潔を保つことの重要性を、多くの人が理解するようになりました。

現代フランス

正しい衛生観が広まった現代でも、フランス人の多くは週に一度しかお風呂に入らない人も多くいます。フランスの民間医療では、皮脂などの汚れは体質に合った有益なものと考えているためです。

また水道代が高いことも、入浴習慣の少なさに影響しているといわれています。このように、お風呂の習慣は時代や国ごとによって大きく異なります。体を洗う習慣を追っていくことで、当時や地域の歴史や価値観を垣間見ることができます。

 

入浴で体を洗うのなら檜風呂もおすすめ

ヨーロッパの入浴習慣を見てきましたが、世界的に体を洗う機会が多いのが日本です。豊富な水源があり、温泉の数が多いのが入浴文化の源となっています。気候も高温多湿の環境にあるため、多くの人が毎日お風呂に入っています。

お風呂を楽しむのなら檜風呂

お風呂で体の清潔を保つのなら檜風呂もおすすめです。森林国の恵みが檜風呂の文化として華開きました。高級木材のヒノキ材をふんだんに使用した檜風呂は、入浴時に森林の爽やかな香りで心身をリラックスさせることができます。

自然な風合いが美しく、見た目も触り心地も温かみがあり、ほっとした気持ちになれます。

檜風呂の製作は(有)エステックアソシエイツまで

江戸創業(有)エステックアソシエイツでは、ベテラン職人による檜風呂の製作を行っています。お客様のお好みのデザインや浴室の広さに合わせて、オーダーメイドの檜風呂をお作りします。

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