理由はよく分からないけれど、何となく好き」というものは、多くの人がお持ちではないでしょうか?

もしかしたら、それは「原体験」が関係しているのかもしれません。原体験は、その人の好きな物や考え方に大きな影響を与えます。

この記事では、原体験の定義や子どもの心の成長に与える影響について紹介します。

原体験とは?子どもの力を伸ばす理由

原体験は小さい頃に、自然やその現象に触れることで、その後の考え方に大きな影響を与える出来事のことをいいます。

原体験の大きなポイントとなるのが、五感をフルに使うことです。

五感には、視覚・聴覚・触覚・臭覚・味覚がありますが、原体験で特に重要となるのが、後半の3つです。

視覚や聴覚は、学校や塾など机の上の勉強だけでも使われますが、触覚・臭覚・味覚は、一歩外へ出ることによって育まれるものです。

特に、自然への触れ合いで原体験を獲得することは、考える力や表現する力が養われます。子どもにとって、原体験は生きる力を伸ばすものといえるでしょう。

 

現代社会は原体験を獲得しにくい

現代の日本の子どもたちは、自宅や公園で遊ぶ機会が多い傾向があります。自然が周りにあるような環境でも、あえて自然の中で遊ぼうとする子どもも少ないかもしれません。

このような環境では、どうしても遊びの対象が人工的な物に集中して、自然の中で得られる原体験を得るのは難しいでしょう。特に子どもが小さい場合、自然環境へ連れて行く機会も限られます。

しかしながら原体験は、なにも大自然の中のみで獲得するものではありません。現時点での環境の中でも、工夫すれば原体験を得るのをサポートできます。

例えば、子どもと動物園へ訪れたとき、遠くから檻の中にいる動物達を見るよりも、触れ合いコーナーなどで、実際に動物の毛を触ったり、においを感じたりする方が、感性は磨かれます。

そのほかにも、水を飲むだけでなく、少し雨に濡れてみる、水遊びをしてみることも、五感が養うことできるでしょう。

 

檜風呂もお子様の原体験になる

ご自宅で子どもの原体験を得るのに役立つものにひとつに、自然に近い物を使うことです。たとえば、無機質な樹脂製の浴槽ではなく、自然の息吹きを感じられる檜風呂は、お子様の知覚によい影響を与えるものです。

特に、森林の香りがする檜風呂は、見た目だけでなく触り心地もよく、お子様の五感をフルに活用するものです。また、小さいころから、高品質で良い物に触れることは、よい体験になります。

お家の中で、お子様の知覚を磨きたい人は、檜風呂を検討してみるのもおすすめですよ。