2023年7月22日に、富士山麓の森で育樹活動が行われました。育樹活動が行われた森には、30年前に植えられたヒノキが育っており、定期的な手入れが必要です。

この記事では、育樹活動や森づくりについて解説します。

 

森づくりとは?何のために行うの?

森づくりは、植林をした木々を管理することで、森林環境を守る活動のことです。森林の保全だけでなく、森で行うレクリエーションを通して、森や木々の利活用も行われています。

森づくりが行われる理由は、生物の多様性を支えることです。森は生物の豊かなネットワークであり、小さな虫から小動物まで多くの生物が生息しています。

また、人間にとって木は生産の基礎となるもので、森の管理と生産を適切に行うことで、森林の機能を有効活用することができます。

 

森づくりの活動で行われること

森づくりにおいて基本の活動となるのが、木々の世話です。7月22日に行われたヒノキの世話では、ボランティアによって次のことが行われました。

枝打ち

余分にある枝や枯れた枝を切り落とす作業のことです。木を虫食いや病気から守るだけでなく、木の成長を促す効果があります。真っすぐな木や無節の木は、木材製品の価値をより一層高めることができます。

鹿対策

ヒノキのある森には様々な動物が生息していますが、シカのように木にとって害獣の動物もいます。シカによくみられる行動が、ヒノキの樹皮を食べることです。

森のように木が生い茂っていると、地表の植物が生長しづらいため、シカが樹皮を食べるようになります。

シカの樹皮の採食対策に行われるのが、檜の周りを枝で囲う方法です。枝打ちで切り落とした枝を使うことで、森の生態系に大きな影響を与えずに対策が取れます。

上記は森づくりの一例ですが、活動では気候や土地など自然条件に従いながら、私たちの自然や社会のニーズに対応した森の手入れが行われています。

 

森づくりの賜物である檜風呂

檜風呂には高級木材であるヒノキ材を使用していますが、森づくりの賜物といえます。森というと天然の木々のみで成り立っているイメージがありますが、十分な手入れがされないと森が荒れるようになります。

荒れた森には木々が乱立するため、地表が太陽光に届かず、植物がほとんど生えません。木にも十分な栄養が行き届かず、細くひょろひょろしており、建物や製品の材料とするのは難しくなります。

檜風呂の製作なら(有)エステックアソシエイツ

一般に、手入れをされた木が伐採を迎えるのは、60~70年ほどといわれています。(有)エステックアソシエイツの檜風呂もまた、十分に手間をかけたヒノキ材を使用し、職人の手により美しい木製浴槽に作り上げています。

ご自宅に届く檜風呂が、苗木の頃から多くの人の手を借りていることを考えると、深い趣が感じる方も多いのではないでしょうか。

意外と思われる方も多いですが、木の製品を使うことは、森づくりの活動を支援することにもつながります。環境保全や森づくりのためにも、檜風呂を検討してみてください。