木製用品に触れたとき、ザラザラとした感触の毛羽立ちは決して心地良いものではないですよね。自宅に檜風呂を設置したときに、毛羽立ちが起きないか気になっている人もいるのではないでしょうか?

この記事では、木製浴槽に毛羽立ちが起こる原因や対策方法について紹介します。

 

木材の毛羽立ちについて

切断した木材の中には、表面がザラザラと毛羽だっていることがあります。木材は繊維質(セルロース、セミヘルロース)でできているため、切断面にある水分が蒸発することで、木の細かい繊維を持ち上げることによって起こります。

特に、毛羽立ちが起こりやすいのが広葉樹などの硬い材木です。硬い木は繊維も硬くなりやすいため、ささくれが目立ちやすくなります。

檜風呂に使われるヒノキ材は、木質が柔らかいので毛羽立ちにくい特徴があります。(有)エステックアソシエイツでは、切断したヒノキ材をていねいに研磨して、なめらかな木面に仕上げます。

 

木の劣化による毛羽立ちもある

木の家具の中には、研磨後にも毛羽打立ちがみられることがあります。なぜなのでしょうか?製品化後の毛羽立ちは、木肌の傷みによるものです。

木肌が傷む原因と多いのがタワシなど固い素材で、木材をこすることです。たわしは昔ながら掃除用具ですが、木製用品のお手入れには向いていません。

化学薬品による木の傷みも増えている

日本は湿気が多い気候であるため、木に発生したカビを取るのに化学薬品を使う人も少なくありません。特に、木製浴槽となればカビ対策を定期的にしたい人も多いでしょう。

酸性やアルカリ性のカビ取り製剤を一度使っても、目に見えて木肌が痛むことはありません。しかしながら薬品を使い続けることで、木肌のダメー

ジが進んで毛羽立ちが起こることがあります。特に木製浴槽の場合、毛羽立ちである木の繊維が水を含んで、ヌルヌルとした感触になることも。

木製浴槽に毛羽立ちができると、サンドペーパーを使って自己流で表面を研ぐのはオススメできません。

(有)エステックアソシエイツでは、檜風呂のメンテナンスにも対応していますよ。

 

毛羽立ちを防いで檜風呂の健康寿命を保つ

自然素材である檜風呂は、長く使い続けていくためのケアが必要です。ケアといっても難しいことではなく、必要なのは浴槽の掃除と乾燥のみ。

お風呂の汚れを落とすのは、早い方が落ちやすいので、お風呂上りにお湯を抜くときに強いシャワーで洗い流しましょう。市販の浴槽洗剤は、木肌が荒れるので使用しない方がよいでしょう

汚れが気になる部分は、タワシなどの硬い素材ではなく、柔らかいタオルを使用します。

浴槽の掃除が終わったら、浴室の窓を少し開け、乾燥と換気に努めましょう。浴室のドアも開けると、風通しがぐんと上がりますよ。

カビが出たときの対処法

檜風呂にカビが出てしまった場合は、洗剤は使わないようにしましょう。木が死んでしまい、カビがより繁殖しやすくなるためです。

カビは生えたときは、研磨によって表面をキレイにします。板前さんは、まな板を削って清潔を保っているのと同じですね。

 

毛羽立ちが起こりにくい檜風呂の設置もおすすめ

(有)エステックアソシエイツでは、独自のコーティングを施した檜風呂の製作を行っています。カビ対策にも効果的なので、コーティングに興味がある方は気軽にご相談ください。