檜風呂の製作では、木材同士を組む必要があるため、事前のひと工夫が欠かせません。丈夫で寸法が正確な浴槽づくりをするうえで大切なのが、しっかり乾燥させた木材を使用することです。

この記事では、木材を乾燥させる重要性やその方法について解説します。

 

■木材の乾燥が大切な理由

檜風呂をはじめとした木製品は、木材の寸法を測って切断する前に、あらかじめ十分に乾燥させる必要があります。木材は水分量によって、サイズが変化するためです。森林を伐採した木材の含水量は、樹種によっても異なりますが、次のとおりです。

  • ・辺材(丸太の外側に近い部分)の含水量は100~200%
  • ・心材(丸太の中心に近い部分)の含水量は35~80%

木材の乾燥でより丈夫な製品になる

木材の理想の含水量は15%で多くても20%です。水分が多すぎると、木材の重量や形の変形が起こるため、寸法して切断する前にしっかり乾燥と吸湿をしなければなりません。乾燥材を使用した製品には、次の特徴があります。

  • ・材木の乾燥にともなう収縮・反り・曲がりが発生しない
  • ・ヒノキ材の寸法が一定になるため、きちんと接合できる

檜風呂など高価な買い物をするときは、メーカーが1つ1つの過程を丁寧に行っているか知るのがおすすめです。

 

(有)エステックアソシエイツでは手間とコストをかけた乾燥材を使用

弊社では木材の特徴を考慮したうえで、天日乾燥と人工乾燥の両方を行っています。木材は含水量が30%ほどになると大きく収縮するため、割れや反りが起こるため、細やかな配慮が必要です。

とくに天日乾燥をしたあとに、人工乾燥機により乾燥をすれば、含水率がぐっと低くなり、寸法や型の変化がほとんど起こりません。また、乾燥材は気密性が高まるので、保温性や強度も高められます。

通常、ヒノキ材をすべて自然乾燥だけでは、含水量を十分に下げることができませんが、人工乾燥を併用することで、ヒノキ材含水量を確実に下げ、弱い材は割れて選別することができます。

弊社では、必要な部分にしっかりコストをかけることで、お客様に早く高品質の檜風呂を届けることを大切にしております。

檜風呂の製作なら(有)エステックアソシエイツまで

(有)エステックアソシエイツでは、ベテラン職人による檜風呂の製作を行っています。お客様のご希望のデザインやご自宅の浴室スペースに合わせて、オーダーメイドの檜風呂をお作りいたします。ご自宅への檜風呂の設置を検討している方は、お気軽にご相談ください。