国内で広しく親しまれているヒノキとスギは、日本を代表する針葉樹林で、家具や築材でもよく用いられています。

見た目もそっくりな2つの木材ですが、どのような違いが気になる人もいるのではないでしょうか?この記事では、ヒノキとスギの見分け方について解説します。

 

ヒノキとスギの見分け方

同じ針葉樹林で見た目もよく似ているヒノキとスギ。木肌や木目もそっくりで、専門家でないと見分けがつきにくいのが特徴です。

2つの木材は、日常生活の木製用品でもよく用いられているので、見分けがつくことでより深く楽しむことができます。それでは具体的なヒノキとスギの見分け方についてみていきまよう。

節の違い

木材にみられる斑点は節といわれています。節は木の幹から生える枝の根元部分にあたります。ヒノキの節が艶やかな濃い色であるのに対して、スギの節はそれほど濃くありません。

木の硬さの違い

ヒノキもスギも柔らかい木材ですが、両者の大きな違いが、ヒノキは年月とともに硬度が高くなることです。古くからヒノキは神社や仏閣など歴史的な建築材に用いられており、軽く叩くと重さも感じられます。

重厚感のある木材が好きな方や、製品を末永く使い方はヒノキ、手軽に木の温かみを感じたい方はスギがよいでしょう。

香りの違い

木材にはそれぞれに香りがしますが、中でも特徴的な香りがするのがヒノキです。ヒノキ材には、他の木材と一線を画すほどの、さわやかな森林の香りがあります。

一方、スギ材にはヒノキのような独特の香りはありません。五感をフルに使って、森林の良さを楽しみたい人にもおすすめです。

 

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