木材でできた家具や用品に触れたとき、どこかなつかしいような温もりを感じる人は多いではないでしょうか?人類の原点をみてみると、私たちが木材製品になつかしさを感じる理由が明らかになります。この記事では、人間と森林の関わりの歴史について紹介いたします。

森林の中で生まれた人類

ピクニックや山登りなど、森林の生い茂る場所に身を置くと、美しい景色や空気の新鮮にハッとした経験を持つ人もいるでしょう。木材製品の生産や、空気の浄化、豊かな水源の保持と、山々の森林にはさまざまな機能があります。

古代まで歴史をさかのぼってみると、人間と森林の関係はより深いものだと分かります。古くから人間は、森林から食料や燃料、道具の素材として利用してきました。人間と森林の関係は実に密接であり、世界各地の文化や精神性にも大きな栄影響を与えているものです。私たち人類はまさに森林の中で生まれ、育まれたともいえるのです。

日本人にとっての森林とは

ビルが立ち並ぶ現代では、毎日の生活で森林と触れ合う機会はあまり少ないと言えるでしょう。かつての日本は、山村に住む農業や林業を営む人々によって、森を育て、そして森から守られる暮らしが根付いていました。しかしながら、国内の高度経済成長が進むと、人々は慣れ親しんだ森林から離れて、都市部への生活を求める人が多くなりました。

その後一時期は、燃料のために伐採されることの多かった森林ですが、近年再び森林を守ろうとする動きが活発になっています。森林が憩いの場やレクリエーションとして活用されるようになりました。日本人の森林の関係は、再び新しい関係を築いているのです。

身の回りの木材製品たちに惹かれる理由

家財から生活用品まで、私たちの生活を自然に彩るのが木材製品です。人間はかつて森林で生まれた存在。私たちが木材製品を好んで使うのは、無意識のうちに心や精神に刻まれる森林へのなつかしさを感じているからではないでしょうか。身の回りのものに木材製品を取り入れることは、森林の存在を五感で触れ合いたいと願っているのかもしれません。

木材製品を取り入れるのなら檜風呂もおすすめ

毎日の生活の中で、木材製品を取り入れるのなら、檜風呂を検討してみるとよいでしょう。木々の深い香りがする檜風呂に浸かれば、心身ともに思う存分、森林の存在を楽しむことができます。ふだんは山々から離れている場所に住んでいて、森林を五感で楽しみたい人は、檜風呂を検討してみてはいかでしょうか。