毎日のお通じだけでなく、免疫やホルモンとの関連がある腸内環境。近年は腸内フローラに着目した腸活も注目されています。

実は、腸内環境はお風呂で伝播するのだとか。この記事では、お風呂と腸内環境の関係について解説します。

 

家族の腸内フローラは似やすい

腸内フローラは腸内細菌の分布のことで、その様相は一人ひとり異なります。最近の研究で興味深いのが、同じ屋根の下に住む家族同士の腸内フローラは似ることが点です。

なんと、お風呂など生活行動を通して、腸内フローラは家族間で行き来しています。たとえば、家族が30分程度湯船に浸かっていると、湯船の中のお湯からビフィズス菌が検出されます。

家族の誰かが暴飲暴食や乱れた生活を送っていれば、腸内フローラも乱れやすいので、お風呂を介して悪玉菌が行き来する可能性もあるでしょう。

 

家族間の腸内細菌の行き来について

お風呂で腸内フローラがうつるのは気持ち悪いと考える人もいるかもしれません。実は、生まれたての赤ちゃんもまた、母親の産道を通ることで、腸内フローラの元となる細菌を受け継ぎます。

帝王切開で産道を通らなかった赤ちゃんは、母親からもらえる譲り受ける善玉菌が極端に少ないので、感染症にかかりやすいリスクも。

動物でも、パンダやコアラの赤ちゃんは母親の糞を食べて、腸内フローラを受け継ぎます。

お風呂で腸内細菌が行き来するとなれば、一人で腸活に取り組むよりも、家族全員で腸活に取り組むのが良さそうですね。

 

自宅でお風呂に入るのなら檜風呂がおすすめ

免疫など身体の健康と深い関わりのある腸内環境ですが、腸内の細菌が活発に活動するのが、36.5~37度です。湯船に浸かれば全身の血行が促進されるので、腸内フローラを整えるのにも役立ちます。

腸活のためにお風呂を利用するのなら、檜風呂もおすすめです。高級木材のヒノキを使用した浴槽は、爽やかな森林の香りが楽しめます。檜風呂は見た目も触り心地も温かいので、心身をゆっくり休めるのがポイントです。

ヒノキの香りが脳に直接作用してリラックス効果をもたらすので、腸を元気にすることができます。

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