近年、人気の腸活。東洋医学では古くから五臓(肝・心・脾・肺・腎)を整えて、健康を保つことを重視してきました。体の重要な臓器である五臓の中で、特に冬の寒い時季に意識したいのが「腎」のケア。この記事では、腎の不調により起こりうる不調や、腎を意識した生活について紹介します。
そもそも東洋医学における腎とは?
腎は成長や発育、生殖と深いかかわりがあり、生命力の元となる臓器です。西予医学では、腎臓は血液をろ過して尿を作る臓器として考えられているように、東洋医学の腎は五行(水・金・地・火・木)のうち、水に属するといわれています。
特に、寒い冬は五臓のなかでも腎がダメージを受けやすい特徴があります。以下のような症状がみられる場合、腎が弱っているサインの可能性があります。
- ・トイレが近くなる
- ・足腰が痛くなる
- ・下半身が冷えて、むくみ太りが増える
- ・顔色が悪くなったり、くすんだりする
- ・耳鳴りやめまいがする
冬こそ腎をいたわる生活を
腎がダメ―ジを受けやすい冬は、実は腎を鍛えるのに絶好な時期。東洋医学では健康を維持するには、五臓がバランスよく機能することを意識します。冬に弱りやすい腎をケアするために、以下のことを参考に、生活習慣を工夫してみてください。
体を冷やさない
腎が十分に機能するうえで大敵となるのが体の冷え。冬に重ね着をしたり、お風呂にゆっくり浸かったりなどして、体を冷やさないように工夫しましょう。
下半身を鍛える
腎が弱ると影響を受けやすい足腰。逆に言えば足腰を鍛えることで腎の働きをサポートすることが可能です。スクワットなど下半身を中心とした筋トレで足腰を鍛えましょう。
水分を補給する
体が冷えていると、ついつい敬遠しがちな水分補給。冷たい飲み物ではなく、温かい飲み物やスープを取り入れて、必要な水分を補給しましょう。
檜風呂ではさらに腎のケアを
寒い季節に体の冷えによってダメージを受けやすい腎のケアをするのなら、檜風呂もおすすめです。檜風呂が持つ独特の森林の香りは、脳をリラックスさせる効果があります。
ゆったりとしたお風呂タイムを過ごすことで、全身の血行が温まり、冷えた体をほぐすことができますよ。
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